アスペルガー症候群

f0041773_22454859.jpg

たろうがアスペルガー症候群(軽度自閉症)なのではないかと、悩みだして5日ほど経ちました。

アスペルガー症候群というのは、知的障害のない自閉症で、一見、定型発達の人(普通の人、多数派の人)と区別がつかないけれども、実は脳に障害があって、他人の情緒を推し量ることが苦手で社会性に問題があるんだそうです。他にもこだわりが強いとか予定外のことや変更を嫌うとか、不器用であるとかいろいろ特徴があります。

歌が下手とか運動が苦手というのはわかるけど、恥ずかしながら私は「生まれつき」人を思いやるのが苦手な人がいるということを知りませんでした。

アスペルガーについて調べて行くうちに、私は自分が今までいかに世界や価値観が自分とは異なる人と関わらずに生きてきたか、なんと視野狭く生きて来たかということに気がついて、愕然としました。貧困な想像力、浅はかな思考。

夜になると、たろうはアスペルガーに違いないと悩み、自分が今までまったくたろうのことを理解せず、たろうがひとり私の想像もつかない世界でたくさんの不安を抱えていたのかと思うと、泣けて来ました。

私は、たろうの理解できない部分について、許容できるところは理解を深めようとせずにほったらかし、一方許容できないところについては、厳しく叱った。感情的に。時に手をあげて。理解できないことに対するいらだちと不安で「あんたはなんでそうなの?なんべんいったらわかるんや!」と怒りをぶつけてきました。

昼になると、確かにアスペルガーっぽいけれど、単に成長が遅い、年齢の割に幼いだけだと楽観できました。

そんな日々を送って、この記事も何度も書いては消し、書いては消し、していました。

やっと、出口が見えて来ました。私はこの5日間、アスペルガーの特徴と一致するたろうの過去の言動だけを抽出して振り返っては悩み、また、アスペルガーの特徴から想像される未来の困難(いじめられやすいとか、友達ができないとか)を心配していました。

つまり、私は、今、目の前にいるたろうを見ていたのではない。過去のたろうと、未来のたろう、それから、たろうではなくアスペルガー症候群というものにとらわれていたのです。

今のたろうを客観的に眺めてみて、今の時点で何か日常生活に支障をきたすほどの問題があるか?早急に解決しなければならないほどの問題があるか?答えはノーである。

心配性で不器用なたろうが、もう少し自信を持てるように、気長にサポートしていこう。

かなり落ち込んで悩んだ割に、なんだかずいぶん当たり前な答えになっちゃったなぁ。まぁ、悩みの出口なんていつもそんなものかもしれませんが。
[PR]
by mizu-kusa | 2011-07-25 18:09 | 母は思った
<< 女です! 荷物持ち >>