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スーツでベビーカー

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新学期から週3日高校の非常勤講師をすることになりました。丸5年のブランクがあります。

3月のたろうの頻尿騒ぎで煮詰まってから、なぜだか吹っ切れたものがあり、私の中でみっちり育児という期間は終わりを告げました。頻尿騒ぎが卒業試験だったかのようです。そこから浮上できたら、自分の人生というものを急に見つめてみたくなりました。

専業主婦になって5年、理想の育児(自然派育児)にがんじがらめになってどれだけ不自由な思いをしたことか。それを夫や子供のマイペースのせいにして、どれだけ不平不満を溜め込んでは不機嫌をまき散らせていたことか。私をこんなに不自由にしていたのは、ほかの誰でもない自分自身であったと気がつきました。

仕事に出るにあたって、子供のことは気にしていなかったのですが、夫には気兼ねしました。実際、彼の育児負担が増えるからです。でも、男の人は仕事に出るのに妻に気兼ねをしているか?たいていの人は大きな顔をして当たり前のように仕事に出ると思うのです。妻が専業主婦だろうとワーキングマザーであろうと。

もちろん、仕事を持っている夫と専業主婦の私では立場が違います。だけど、私が仕事に出る分、夫は仕事を減らせばいいと思うのは私の勝手な言い分でしょうか?

うなくいえないけれど、何かひっかかりがあって、こういうのやっぱジェンダーと関係あるのかなぁ〜って思っております。

最後に松田道雄著『私は女性にしか期待しない』から引用させてもらいます。

「主婦は単なる消費者でなく、未来をつくっているのです。出産、育児、家事、すべて未来の下ごしらえです。
 専業主婦の仕事は、ただ働きのようですが、支払われるのが未来だから見えないだけです。」
by mizu-kusa | 2009-04-06 23:25 | 母は思った
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